東京皆実有朋会は10月3日に開催した第17回通常総会で、当会の創設から17年間にわたり会長職を務めてきた石橋佳子さん(有朋32期)が名誉会長となり、副会長だった酒井原良松さん(皆実1期)が第2代会長に就任する役員人事を承認しました。また、内野睦子さん(有朋43期)、 藤井俊雄さん(皆実19期)が副会長に就き、当会は新たな体制で運営に取り組んでまいります。
初秋の爽やかな10月3日、第17回皆実有朋会の集いも盛会裡に終わりました。私も此度17年の長い会長のお役目をやっと終わらせて頂きました。
長年にわたって会長職を新しい方に交替して頂きたいと言い続けて参りましたが、なかなか同意が得られず今日まで参りましたが、やっと酒井原副会長の会長就任と言うことになり、本当に有難く喜んで居ります。
17年間の長い間には、会の誕生についての紆余曲折もあり、問題もありましたが、何とか大過なく過ごさせて頂きました。これもひとえに優秀な役員の方々のご尽力で支えて頂きましたお陰でございます。有難く心より感謝申しあげます。
また、会のためにご協力頂いている会員の皆様にも心より感謝とお礼の言葉を申し上げたいと思います。総会の時にこのお礼の気持ちを皆様に一言申し上げる積りでしたがそれが出来ず、お別れしましたことを大変申し訳なく思っています。
終りにあたり東京皆実有朋会の益々のご発展と会員の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げごあいさつと致します。
長年会長としてこの会のため貢献されました石橋さんの後を引き継ぎ2代目の会長になりました皆実1期の酒井原です。これまでの16年間は副会長を務めてまいりました。
私と広島第一県女との関係は、母が県女の15期でしたから私には県女教育のDNAがあります。日本の中でも冠たる広島県女は、私が戦時の広島一中時代には近付いてはいけないが学校として気になる存在でした。
戦後県女の流れを継いだ有朋高校が高校再編成で皆実高校になり、母や姉と私が同じ皆実有朋の同窓会に属すことになりました。これも何かの深いご縁と感じております。
戦後の混乱の時代に新設された皆実高校も60年の年輪を重ねて立派な歴史を刻んでまいりました。その1期生として良き恩師のもとで学べたことを懐かしく思い出します。
東京皆実有朋会も設立当初の脆弱な基盤から満16年を経過しまして、その強さと弱さがハッキリしてまいりました。これからも続く後輩のためにも、より良い同窓会に育てていくためバランスのとれた体質に改善していきたいと思っております。
世の中はチェンジの掛け声で世界も国内も色々と変革が行われておりますが、同窓会の基盤には良き伝統や歴史が厳然と続いております。この宝物を大切にしながら同じ学び舎に学んだ者達が和と信頼の絆を共に育ていかねばなりません。
チェンジの風潮の中に在っても、変わらないものこそ大切です。
これからも役員を始め委員会のメンバーと共に任務を果たしてまいります。皆様のご理解とご支援を重ねてお願いし、ご挨拶と致します。
平成21年10月3日